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プロフィール

HN:
みゆい(yui,唯奄etc)
性別:
非公開
趣味:
歌うたう 絵描く ダンス
自己紹介:
くせ毛の 少し五月蝿い日本人です
二重人格じゃなくて四重人格です!キリッ

みゆいさんに絵を描いて欲しいって人は言ってね☆

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別に病んでないけどYAMMY

というかもう病んでないんですけどね。一年前からずっと。









下の記事書いた日、布団にもぐった瞬間に思った。「楽しくないと思ってしまうのは、今 絵を描くことの壁に突き当たってるからじゃないか?」

と、思った。


今まで、わたしは自分が変わったから絵が描けなくなったと思っていた。
絵が今上手く描けないのはただ自分の体調が悪いからだと思っていた。

なぜそう思うか。なぜ、元の自分に戻ろうとしているのか。


今から進んで行く自分に嫌悪感を感じているのか?成長して行くのを拒んでいるのか?
これからの自分に期待していないのか?もう自分は十分だとでも思っているのか?

絵を描く事の意義を「楽しい」だけにしているのか?




わたしは、個性的である事にこだわっていた。人と違う事にこだわっていた。
常に新しい物を求め、常に変化していって、常に違っていたいと思っていた。

一年前、いや、1年半前。私は、新しい物ばかり求めていて、常に何かを生み出そうとしていた。
絵がだんだんうまくなっていった。成長していった。色んな物を描いていくから楽しくもあった。
そうして、自分の個性が失われていた。
(失われた、という表現は本当は間違っているのだけど・・・。元々は意識してなかったから、失われたというより 存在して なかったんだけど、意識してないだけで個性はきっとあっただろうから、失われたと表現しておく。)
画塾の先生に言われた「君が描きそうな好きな物は、子供たちのような純粋な感情をえがくマンガだと思うんだが・・・。君はこんなマンガ描いてて楽しいかい?」

わたしは、分からなかった。
楽しい・・・?絵を描く事はなんだって楽しい。
そのときぱっと思いついて描いたものが、そのとき一番に最高なのだから、自分が描いたものはなんでも楽しいに決まってるのだよ。

そう思ってた。だけど、そのとき先生は思いっきりそのマンガを否定した。

私は、家に帰って本気で泣いた。外に出て、雨が降っている中近所を歩き回って泣いた。
なんでか分からなかった。なんでダメだったんだろう。自分は、そんなにダメだったのか。まだまだ未熟なのは分かっている。分かっている、けど・・・どうしてこれはダメなんだろう。

分からないが故にずっと考え続けていた。ずっとずっと考えていた。


先生は、私の描いた過去のマンガの事を言ってくれた。
「ほら、ずっと前描いた変な性格の絵描きの話があったじゃない?あの変な主人公、君らしかったしやっぱり面白いと思ったしずっと覚えてるよ。感情の伝え方も上手かったし、やっぱり君はそういうのがあってると思うから、一度過去に描いたマンガを見直してみな。絶対君は、そっちの方があってる。」
泣き止んで冷静になったので読み直してみた。

なんだかあまり納得いかなかった。
私が描いていて良いと思うのは、グロいだとか、怖いだとか人を何か不安にさせるものなんだよ。
戦闘マンガが描きたかった。昔からずっと。
だから、そういう笑ったりだとか泣いたりだとかいう感動するマンガを描こうとしてなかった。
どうしてそう思ってたのかは分からないけど、なぜかずっとそう思ってた。

ただ、私は、自分の事を信用していない。
自分の事が分からないので、間違っているのかそうでないのかが分からない。
「まあ先生が言うぐらいだから、私が今やっている事は間違っているのだろう。」
そう思って、すぐに前のやっていた事を忘れた。

次の日。私はその画塾で出された課題で、思いついたストーリーを描いた。もちろん、一番良いと思ったから描いた、ストーリーマンガである。
先生が
「やっぱり君はこっちの方がいいね!すごい生き生きしてる!」

自然に描いたものが、子供のおはなしだなんて偶然にも程があるな、と思った。
先生に言われたから意識して描いた 訳ではない。自然と、一番合った物を描いただけだった。
だから、これで自分の一番やれる事がこれだなんて決定付けしにくかったが...

私は鼻高々に笑えた。



それから、私は自分の個性について意識していった。そして、「自分」を意識していった。
だんだん覚醒していったのかもしれない。きっとここから時間をかけて、私は洗脳されていったんだと思う。

私はどんどん「自分の個性」というものに縛られて生きていっていた。







それから、私は自分の個性という物を見つけようとずっと考えていた。
個性って何だろう?とは一度も思わなかった。だから、そこをはき違えていた。
当時は、自分に似合うもの。自分に合うもの。が、個性なのだろうと思っていた。つまり、自分の好きな物だと勘違いしていた。

ひとつ言っておきたいのが、私の好きな物が、自分と全く別の物。つまり、不似合いなものが大好きで、自分を押し殺すような物が大好きだから、この言葉の意味と一致していない。自分に合う物でないものが好きな物、その事に気付いていなかった。

自分の好きな物は、普通自分に合うもの。自分の雰囲気に見合った物であると思う・・・だから、その考え方だけを取り入れ、自分の好きな物を自分の個性としてしまおう!と思い
ずっとずっと、私の大好きな黒い感情の絵を描き続けていようと思った。




四月、わたしは入学して、自分の好きな物だけを描いていこうときっと無意識に思っていた筈。
個性を大切にしよう。と思っていた。そして、ずっとずっとそう意識して絵を描いていった。

すると、私は考える事を辞めた。考えずに絵が描けるからだ。初めは不慣れで多少考えはしたが、好きな物なのですぐ慣れていき、最後には何も考えずに無意識に絵を描いていった。
「考える」事を辞めた。一番考えてしなければいけない事を考えずにずっとそうやっていた。



何度も悩んでいた。核心には触れていないが、絵を描く事で何度も悩んでいた。
他の事でも、考える事をしなくなったので、他人の事はだんだん考えなくなった。自分の事だけ考えていた。自分を描いてばかりいた。

そうしてなにも生めなくなっていた。創造力が欠けていった。創造しなくなり、想像しなくなり、考えられなくなった。妄想も出来なくなった。ほんとに何も考えられなくなっていた。外気からの情報を全てシャットアウトしていた。
個性を見すぎて、自分を見すぎて、何も見れなくなった。
しかも、これが自分自身ではなかった。自分だと思っていた物は実は自分ではなくって。
「自分じゃない。これは自分じゃない合っていない」と思う物こそが自分だった。
自己否定、いわゆる自虐が酷かったからだろうか?自分の存在すら否定していたようだ。
それじゃあ自分すら見えなくなって何も見えなくなって、何も描けなくなったっておかしくないよな。


「どこにいった?私をどこにやった?」
そう叫んでいた私は、気付いていなかったのだ。自分が「自分」だと思っていた物は、自分ではない。自分はどこにも行っていない。自分は、お前だ。その問いを誰に向けている?その問いは、誰にも解けないぞ。なぜなら、その問いを出しているお前こそが「自分」なのだから。

「自分」は見つかったかい?自分が、分かったかい?
自分を理解しろ。自分は、お前の好きな物じゃない。お前の嫌いな物だ。お前が嫌いで嫌いで止まない自分が、お前だ。
認めたくない。絶対に嫌だ。自分が今まで否定してきた物全ては、自分なのだ。今まで見ない振りして監禁していたのは、本当の「自分」なのだ。
でも、その殺しているものは大嫌いな「自分」なんだ。本物であろうが、本当であろうが、嫌な物なのだ。それが自分だなんて、認めたくない。無意識に動いている自分が大嫌いなんだ。
お願いだよ、私。アイツを呼び戻してきて。
アイツが、私なんだ。あの、私をいじめる 大っ嫌いだけど本当は大好きで大好きで仕方ないアイツを呼び戻してきて。

この呼びかけは、誰も解けない。誰も答えを出してくれない。私が答えを求めている相手は、私。ミユイ自身なのだ。


私は、きっとこの問いを解く自分をまた造る。造った。そして、そのワタシが言う。
「自分で決めろ。相手を造って、自分で決めないからお前はいつもダメなんだろうが。」











自分を否定してくれる人を探していた。ずっと。自分を否定してくれる人を捜していた。だけど現れなかった。だから、自分を否定してくれる大っ嫌いだけど、本当はとても大好きな自分を造った。
ずっとずっと否定してくれた。私の言う事やる事全てを否定してくれた。やはり、私は間違っているし違っているんだな、と悦んでいた。


だけど、否定しているその自分は 本当は正しいのではないか?

否定されたいだけで、本当の自分 本当の私は本当は正しいのではないか?


正しいと思い込みたくなくて、否定していって混乱させようとしていたんじゃないか?




あのとき、あの子の前で泣いた理由が分かってよかった。


「今の自分を否定して欲しい」



嫌なのが、嫌だったんだ。ずっと、自分を嫌がる事を、辞めたかったんだ。
自分が嫌だったけど・・・今でもきっといやだけど、やっぱり、嫌だと今思ってる自分も嫌で・・・
だから、この循環を止めて欲しくて。私を、この「私」を好きになりたくて・・・・


「やっぱり我慢してたんだね。『自分』を。」
ほんとは大好きになりたい自分を、みんなが嫌いにならないように自分自身で嫌ったんだ。
みんなを好きでいて、それでいいだなんて思ってた。みんなを「許して」た。
みんなの事を、否定したかった。きっと、そうだろう。本当は、みんなの方が間違ってるって思いたかったんだろう。
全ての事を自分のせいにしてた。当然の事だと思ってた。何かあるごとに、自分にも必ず悪いところがあるのを一番に考え、自分だけを責めた。
自分を痛み付けた。泣きそうだった。だけど、その痛いのが、好きなんだって そう・・・思い込んで。
それを快楽だと思って。全てそういうことだということにして忘れていった。










私が、本当に好きなのは、なんだろ?


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