「何してるの?」
どうなるのか分からないから試してるんだよ。
「苦しめたらどうにかなると思ってるの?」
さあ?どうにもならない事は無いんじゃない?
「君はどうなりたいの?」
・・・。
絵が描ければなんでもいい。死んでもいい。
「なぜ、苦しめば絵を描けると思うのか」
「お前が描くものにはお前の苦しみが乗せられる事になるんだぞ。そんな絵誰が見ると思うんだ?」
絵なんか見なくたって、私を見れば苦しんでるように見えるんだろ?そう聞いたぞ
「誰に」
他人に。
「...逆に聞こう、お前が絵を描くのは、その苦しみを見せつけたいからか?」
違う。違う・・・苦しんでなんか、いない。そんなこと思ってもいない・・・
「なら何だ?お前が絵を描く理由はなんだ?」
・・・・・。
私が絵を描くのは・・・・。好きだからに決まってるだろう。
描くのが生き甲斐だからだ。えがくことが私の全てだからだ。
それが、ただただ苦しみを好むのと同じように・・・それを最近拒むようになっているだけだ。
「好きなのは、答えになっていない。なぜお前は描かなければいけない?なぜ生き甲斐なのだ?なぜそれだけがあればいいのだ?」
知らない。しらないしらないしらないしるかよ、生まれた時から気付いたら描いてたんだよ。それは息をするように今までしてきた事なんだ。今更ふっと辞めれるもんじゃないんだよ。
「辞める気がないだけだろ」
辞める必要がないからじゃないか。
「辞めたら変わったじゃねえかこないだ。よおく覚えてる筈だ。三ヶ月気付かずにずっとやってきて5日でそれが解決したじゃねえか。」
「それでまた描き始めたからダメになったんだ」
とでも言うのか?
一旦辞めなければ描けないなんてそんなの描いてないのと一緒だ。
「お前は今までどうやって描いてた?」
なにもしなくても描けてたんだよ。無意識に。何も考えずに。
どんな状況であろうと描いてた。条件とか無かった。とにかく描いてた。気にせずいろんなものを描いてた。
「今描けないのは何故だ?」
なにかが無いと描けなくなった。既存のものを見ないと何も浮かばなくなった。
自由に描けなくなった。縛られてしまった。何かに縛られて、上手く描けなくなってしまった。
「納得いく絵が描けないんだろ?」
ああそうだよ。
「描こうと思えば描けるんじゃないのか?」
その描こうという気が無意識に出てこなくなったんだよ。
「↑それが一番の問題点だろ」
「どうして無意識に出てこなくなった?」
精神障害じゃないのか?精神的な何かの覚醒により無意識に行動しなくなった・・・・とか。
「きっとそれかもな。ただ、世間的には覚醒した事が障害だとは言わないが」
わたしは、覚醒した分 自分を失っていくよ。どうして覚醒してしまったのか?どうすれば覚醒されるのか?
「知るか。自分の人生でも辿れ」
確実に覚醒したのは、一年前なんだが。
「なにがいけなかったのか?」
なにがいけなかったのか。
なにが・・・・いけなかったんだろう・・・・・・
自分でも何言ってるかわかんないや。自分がなにをしたいか分からないや。
自分がやること言うことに理由を付けるならば、君が私に何かをやらせて言わせて。わたしを生きる理由にして。わたしはワタシの為に生きれないんだ。わたしは自分が大嫌いだからね。誰かの為にじゃないと生きれない。だけど、縛られたら何も出来ないんだ。
ここまでくれば、もう死んだ方がましだな。今日は、多分初めて本気でいつ死のうかとか考えた。
死にたくない・・・
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